天狼を抱く夜空となりて   
歌:北条政子(川村万梨阿)
  万象の行方を 片手で握り締め
  とどまる事を知らず流れる 厳風(かぜ)のように進む御方(ひと)
  
  あなたが命ずれば 幾千の夢さえも
  その足元にそっと寄り添い 跪く(ひざまずく)でしょう
   深い闇で 光の輝き さらに増すのなら
   身も心も 髪の芯も 闇に溶かしましょう
    あなたはそう 輝く星
    強く煌(きら)やかな 天狼
    その光を遮ろうとするなら 満月さえも
    私は許しません
  永久に続いてゆく 時の流れの中
  ふたりで生きるこの運命こそ 私の全てだから
  たったいま誰かが 傷つき倒れても
  あなたの役に立たない者など この瞳(め)に見えません
 
   そばに咲いた 野花を哀(あわ)れみ 通り過ぎるでしょう
   白い花を 赤く染めるなんて 無粋なこと
    あなたはそう 尊(とうと)き星
    全て支配する 天狼
    その野望(おもい)が 叶うようにこの身を
    夜空にかえて あなたを守りましょう

    愛してます 愛してます
    さあ この世界をあげましょう
    そしていつか
    別離(わか)れが来るとしても 至福と言える
    あなたは そう尊き星 誰も触れられぬように
    守り切って 消滅(さ)え去る時が来ても 微笑むでしょう
    出逢えて 良かった