[Re:Birthё] セシアの翼
01.プロローグ
曲:折倉俊則
歌/詩 リラ:sora*y ミア:aya*k
-
以下為故事內容非歌詞
-
~村に伝わる女神セシアのおはなし~
 
 
昔々、この村がまだ神の国だったころ。
ウルとセシアという仲の良い双子の姉妹がいました。
 
活発で積極的、太陽のようなウル。
おっとりしていて内気な、月のようなセシア。
まるで正反対のふたりでしたが、
ウルもセシアもとても優しい心の持ち主で、
お互いを愛し、また周りにも愛されていました。
 
ある日のこと。
セシアの背中に翼の形のアザが現れました。
それは、天上の国へ呼ばれた証であり
セシアは世界を創り出していく生命の神に選ばれたのです。
神の国中で、セシアを祝うためのお祭りが行われました。
 
セシアは選ばれたことに驕ることなく、
またウルもそんなセシアを誇りに思い、
周りに感謝して暮らすのでした。
 
幸せに見えた二人でしたが、
セシアは与えられた運命の重圧から、日に日に衰えて行きました。
背中のアザは、羽の形から、まるで死神の手のような形に変わり、
セシアの命を削っているようでした。
 
ウルは悲しみました。苦しむセシアを見て、胸が痛みました。
こんなに苦しんで、それでも生命の神にならなくてはいけないのでしょうか。
優しいセシア、いつも笑顔のセシア、でももうそんな姿はどこにもありません。
 
そしてある日、ウルはセシアを手にかけました。
これ以上苦しむセシアを見たくなかったのです。
いつしかウルの背中には、セシアと同じような、
死神の手のようなアザが現れていました。
 
神々は、生命の神になるはずだったセシアを殺したウルを
破壊の子だと嘆き、ウルを追放しました。
 
ウルは、セシアを苦しめた世界を恨みながら、
深い泉の底へと沈んで行きました。
 
 
今でも、神の遣いに選ばれる人の背中には羽の形のアザがあり、
それは「セシアの翼」だと言われているそうです。